LaQ誕生秘話

History

  1. 吉野で独立する

    奈良県吉野郡大淀町。旧伊勢街道沿いに築200年の本社社屋。
    社名は、「吉野で独立する」から「ヨシリツ」と命名。

  2. ヨシリツ株式会社社屋

    ヨシリツの本社社屋は、かつては紀州家の脇本陣として使用されていた。

  3. LaQの原型が誕生

    元々玩具ではなく、プラスチック製の組み立て型の小物入れや置物など、あらゆるものが作れるブロックを考えていた。
    何十種類もの試作を考えてはボツにしていく中で、「立体をつなげるのではなく平面をつなげれば良い」と思いつき、従来のブロックと異なる発想でLaQの原型が誕生する。さらに、小さく軽くと改良していった結果、現在の形となった。

    現在のLaQパーツ
  4. 日本の伝統的な生活文化の発想

    限られたパーツからあらゆる形を作ることが出来るLaQは、様々な生活雑貨を使う人の成長やライフスタイルの変化にあわせて道具自体が変化していくと言うコンセプトのもとに開発されている。
    これは一枚の布を着物の仕立てから体型の変化にあわせて仕立直し、布の状態によって座布団やお手玉にリユースする、資源を無駄なく使う日本の伝統的な生活文化の発想である。

  5. 商品をみなさまの手に

    1994年にLaQの販売を開始。試験販売では子ども達が飽きずに根気よく遊ぶことから、知育ブロック玩具として発売した。
    まずは、玩具店に売り込んだが、発売当初は、販路も知名度も全くなかったことに加え、テレビゲームブームの真っただ中。アナログのブロック玩具に対しては、子ども達はほとんど関心を持たなかった。手にしてくれた子ども達の反応は良く、商品自体の評価は高いのに消費者の元に商品が届かない...このような状況がしばらく続き「とにかく商品を消費者の手に触れてもらうことが最優先」と理髪店やガソリンスタンド等々、お客さんに触ってもらえるあらゆる場所を訪問し委託販売の形態で商品を預けて回った。

    発売当初のパッケージ①
  6. きっかけは書店から

    玩具店への売り込みを諦め、代わりに書店へ飛び込み営業。
    当時の書店は、活字離れで本だけではなく新しい商材を探していた。そんな中、たまたまある書店に預けた商品が一週間で完売。これにより、今まで手探りで模索していた販路の進む方向が定まった。それからは近隣の書店をシラミつぶしに飛び込み営業を開始し、次々に販路を拡大。

    発売当初のパッケージ②
  7. 国内3500店舗での販売に

    今では、「LaQ」は全国の書店だけでなく玩具店でも取り扱われるようになり国内だけでも約3500の店舗で販売。幼稚園や保育園でも知育玩具として導入され、最近では学童保育でも沢山使われるようになった。

  8. 世界中の子ども達に親しまれる

    さらに中国、韓国、欧米など世界約28カ国でも販売され、海外の玩具アワードで数々の賞を受賞。
    国内・海外各地で「LaQ」を使ったイベントが開催されるようになり、
    世界中の子ども達に親しまれている。